2月、3月は不動産の繁忙期。
不動産オーナーにとって大事な勝負のシーズンです。
この2ヵ月で満室にできるか、はたまた空室を抱えたままかでは、1年間の収益が大きく変わってしまいます。
繁忙期にしっかり入居者を確保できるように、リノベーションや外壁塗装など物件の見栄えをキレイにするのも良いですが、本当に大事なことを忘れていませんか?
それは、「営業マンとの信頼関係」
いくら物件が良くても“面倒なオーナー”の物件の紹介は後回しになってしまうのです。
そこで今回は、不動産仲介経験者の筆者が経験した“面倒なオーナー”の特徴をお教えします。
“好かれるオーナー”になって、満室経営!空室ゼロ!を目指しましょう!

連絡が取れない! 音信不通オーナー
大事な時に連絡がつきにくかったり、折り返しの連絡が来なかったり、メールでしか連絡がつかない・・・など、ビジネスの世界ではどこも同じだと思いますが、連絡がスムーズにいかないと嫌がられます。
特に繁忙期は空室の確認や、契約の確認など、急ぎで連絡を取りたいことが多々あります。
物件の案内中に、お客さんの反応を見ながら営業マンはどこが落とし所か常に考えています。
「オーナーさんに確認してみますね!」がお客さんがいる前でやりとりできるのが1番です。
さらに、そこで「オーナーさんが快くオッケーしてくれましたよ!」となるとお客さんは間接的にオーナーさんも良い人なんだな!安心だな!と伝わるわけです。
連絡がつかなかったために、大きなチャンスを逃してしまうかもしれません。
スムーズに対応できる体制を整えることが第一の条件です。
とはいえ、不動産オーナーさんも専業の方とサラリーマン大家さんなどいろいろなタイプがいます。
常に連絡を取りづらいという方は、営業マンとしっかりやりとりをしてある程度の決済権を持たせてあげることまで考えた方がよいでしょう。
しつこく連絡をしてくる! せっかちオーナー
これは、先ほどとは逆のパターン。
繁忙期になると、一刻でも早く満室になって安心したいという大家さんは、1週間に1度、さらにひどい時には毎日のように状況の確認などで問い合わせをしてきたり、進捗がなければ営業マンを責めたり・・・。
「うるさいから早く埋めよう!」と思う営業マンもいるかもしれませんが、正直長期的に関わりたくはありません。
結局、気になってる物件の1室が埋まっても次回から取り合ってくれなくなってしまいます。
あのオーナーさんはめんどくさいからとりあえず様子をみようなんてこともざらではありません。
さらには、そういった情報は社内で共有することも多いです。
また、不動産会社は情報で仕事をしているため、会社間の情報交換も多く行っている業界だといえます。
嫌われるオーナーさんの情報は社内だけでなく社外にも共有されてしまうということを心得ておきましょう。
営業マンは精一杯頑張っています!少しだけ辛抱して、進捗を待ってみてください。
提案を受け入れてくれない! 頑固一徹オーナー
空室が長く続く物件には、必ず理由があります。
家賃の設定や物件の内装の問題だとか。
そのため不動産会社は空室をいち早く埋めるため、様々なことをオーナーに提案します。
そこで柔軟に対応を聞き入れてくれれば良いのですが、何もかも突っぱねて聞き入れないオーナーの物件は入居後のクレームも起きがちです。
いくら物件が新しくて綺麗でも、「トラブルが起きる物件なんて紹介したくない」というのが営業マンの心理です。

好かれるオーナーさんの特徴は?
ここまで嫌われるオーナー!をテーマにまとめてきましたが、最後に好かれるオーナーさんをご紹介しましょう!
好かれるオーナーさんの特徴で一番多いのは、何より物件を大切にしていること!
清掃に出向いたり、入居者の方とコミュニケーションをとっていたり、適度にリノベーションや外壁の塗装をしたり。
どれだけ古い物件でも、大家さんが物件を大切にしている思いが伝われば、「早く入居者を決めてあげたい!」「ここなら安心して勧められる!」と思うものです。
営業マンだって人ですから、やはり好きなオーナーさんの物件こそ優先して紹介してあげたいと思うものです。
だからこそ、「物件を預けているのだから、空室を埋めてくれて当たり前」と思うのではなく、お互いに協力しながら空室を埋めていくというスタンスを持つことが大事です。
嫌われるオーナーの特徴を反面教師にしながら、不動産営業マンに好かれる不動産オーナーを目指しましょう!
信頼できる不動産営業マンと信頼できる不動産オーナーがタッグを組めば、満室経営も夢ではありません!
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